Tシャツ発送用のパッケージ化粧箱を試作しました。

Tシャツ発送用のパッケージ化粧箱を試作しました。

私はTシャツマニアレベルになっています

Tシャツって何枚あっても、ついつい買っちゃうアイテムですよね。私はイベントに行くとやっぱりTシャツを買っちゃいます。
今は便利で、今までは会場でしか手に入らなかったTシャツがネットで買えるようになったのでお当てのTシャツがお手軽に手に入ります。

Tシャツ発送用のパッケージ化粧箱_Tシャツイメージ写真

そんな大好きなTシャツをWEBショップで販売し、発送するためのパッケージを作りたいとご相談があり、Tシャツ専用の発送箱を試作しました。

発送箱の設計で気をつけること

まずはデザインです。発送用なので輸送梱包として機能しなくてはいけません。しっかりと梱包され輸送時の衝撃に耐えるため仕様は紙製の化粧箱にします。
例えば中身がビンで液体の場合、輸送時の破損を防止するため強固な包装・梱包にしなければいません。強固で頑丈にすればするほど厚い用紙や材質をしようしなくてはいけませんがコストがその分、高くなってしまいます。

Tシャツ発送用のパッケージ化粧箱_色々な種類のパッケージ化粧箱イメージ写真

今回はTシャツ発送用ですので布製品を梱包した化粧箱が輸送時の衝撃で壊れ中身が飛び出し、Tシャツが汚れないようにするレベルの耐久性を保ちながら、過剰な強度を誇りコスト高にならない、ベストコストを考え化粧箱を試作します。

いいアイデアといいデザインTシャツ発送用のパッケージを構想し、サクッと設計デザインとビジュアルのデザインが出来上がりました。

デザインができたら、次は実際の形状での試作を作成です。
試作はサンプルカッターを使用します。ここからは写真を使って順番にご説明していきます。

サンプルカッターでの試作箱作成

サンプルカッター(プロッター)稼働_その1

サンプルカッター(プロッター)には3つの機能があり、1つ目は描く、2つ目は切る、3つ目がスジを入れるという機能があります。この3つの機能があることで容易に化粧箱パッケージのサンプルを作成することが可能になります。

サンプルカッター(プロッター)稼働_その2

始めにトレーシングペーパーに化粧箱の図面を描きます。製図データをサンプルカッターに送り型図をかきます。Tシャツ発送用のパッケージ化粧箱全体抜き図、スジ図の線を書き出しました。

サンプルカッター(プロッター)稼働_その3

オンデマンドプリンターで厚紙用紙にデザインを出力しておきます。
トレーシングペーパーに書き出した図面の線を頼りに、トンボを合わせ位置を合わせ、動かないようにテープで固定します。
トレーシングペーパーを剥がし、図面の線をカットとスジ押しに変換して再度、製図データをサンプルカッターに送りTシャツ発送用のパッケージ化粧箱の形状にカットします。

サンプルカッター(プロッター)稼働_その4

始めに折りスジ押しを行います。折りスジとは紙を折りやすくするための凸部分のことです。

サンプルカッター(プロッター)稼働_その4

次にカットを行います。直線だけでなく曲線、円も綺麗にカットできます。
製図データに切り取り線とスジ線を設定し1回の送信でOKなため、ズレがすくなります。

サンプルカッター(プロッター)稼働_その5

これを手で切るとなると時間が45分はかかるのと、どうしても曲がってしまうのですが、機械なので10分で完了し尚且つ仕上がりは綺麗です。
従来はお客様にサンプル試作をお渡しする場合には厚紙をプリンターで出した後は、手でカットしていたのでサンプルカッターには声を大にしていいたいです。

「時間短縮、ありがとうー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

サンプルカッター(プロッター)稼働_その6

カットが終了したら、ゆっくりと分離させていきます。
カッターでカットしているため、接続部分が繋がっている場合があり、力任せに一気に分離させると破れてしまう可能性があるため、優しく分離してあげます。

サンプルカッター(プロッター)稼働_その7

まだ、ゆっくりとちょっとずつ分離させていきます。

サンプルカッター(プロッター)稼働_その8

ここらへんで気を抜いて、一気に分離させると失敗して接続部分が破れガチなので、まだまだゆっくり丁寧にします。

サンプルカッター(プロッター)稼働_その9

やっと全体が取れました。今回は接続部分が繋がっていなかったので、ササッと一気にやっても問題なかったのですが、万一のためこの部分はいつも丁寧におこなっています。

サンプルカッター(プロッター)稼働_その9

スジ押しの入ったTシャツ発送用のパッケージ化粧箱展開の状態にカットできました。

Tシャツ発送用のパッケージ化粧箱、展開の状態

パッケージ化粧箱展開の状態でのり部分に両面テープを貼ります。
今回はのり部分は3箇所の設計です。

Tシャツ発送用のパッケージ化粧箱_組み立て_その1

スジに合わせ折っていきます。スジが入っているため簡単に折れます。
スジが入っていないと紙がひび割れをしたり、ちゃんとした場所で折れないため、箱が歪んでしまいます。

Tシャツ発送用のパッケージ化粧箱_組み立て_その2

両面テープを貼り、箱形状にします。
ここまで組み上げると化粧箱らしくなってきました。

Tシャツ発送用のパッケージ化粧箱_組み立て_その3

底面を組みます。地獄底という名前が怖い底組み形状です。
化粧箱の底組はいくつか種類がありますが、今回は簡易的なのに丈夫な底組にしました。
底組の詳しい説明の記事ありますので、よかったら下記もご覧ください。

Tシャツ発送用の梱包パッケージ化粧箱_組み立て_完成

Tシャツ発送用パッケージ化粧箱の試作が完成です。
取り扱って販売するTシャツに合わせ、パッケージ化粧箱もTシャツ形状にし、デザインは認知性の高いサッカーユニフォームにしました。
好きなアーティスト、好きなアニメ、好きなチームや好きなブランドのTシャツをWEBショップで購入し、梱包の発送箱がこんなパッケージだったらTシャツ好きならたまりません。
購入したお客さんはニヤリとするはずです。
こんなTシャツ好きならたまらないはずのパッケージをTシャツ発送用で是非、ご活用ください。

ご活用を検討の際にはお気軽にお問い合わせください。


埼玉県越谷市レイクタウンのパッケージ専門印刷会社
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