メール便規格段ボール箱への印刷
メール便とは
メール便とは、小型の荷物を配送する際にポストに投函されるサービスの総称であり、特に手軽さと便利さから多くの人に利用されています。「Amazon」や「メルカリ」などを利用されたことがある方はイメージしやすいのではないでしょうか。
日本国内では、主要な3社がそれぞれ異なるサービス名で提供していますが、いずれのサービスもポストに投函されるという共通の特徴を持っています。このため、利用者は自宅にいなくとも簡単に荷物を受け取ることができます。特に忙しい現代人は「タイパ」を重視しますので、自宅でわざわざ待機する必要がなくなります。
最近では、フリマアプリの人気が急上昇しており、個人間での取引が活発化しております。このような背景からメール便の利用者も増えており、特に小型商品発送においては非常に重宝されています。例えば、衣類や雑貨、書籍など、軽量でサイズの小さい商品を手軽に送ることができるため、出品者にとってはコストを抑えつつ、迅速に商品を届ける手段として非常に魅力的です。コンビニにもメール便用発送箱が置かれていることがあるため利用された方もいるのではないでしょうか。
メリット
・メール便はポストに投函されるため、受取人が不在でも配達が完了します。これによりわざわざ家にいる必要がなくなるため「タイパ」が良いです。
・通常の宅配便よりも安価に利用できるため、フリマアプリや個人間取引での発送に適しています。送料を抑えられることで、出品者や購入者にとって経済的なメリットがあります。
・多くのメール便サービスでは、荷物の追跡が可能です。これにより、発送後の荷物の状況を確認できるため、安心して利用できます。
・通常の宅配便に比べて効率的な配送が可能なため、環境への負荷が少ないと言われています。特に小型の荷物をまとめて配送することで、輸送効率が向上します。
デメリット
・通常の宅配便に比べ配達に時間がかかることがあります。特に、繁忙期や天候不良の際には、配達が遅れる可能性が高くなります。
・保証がない場合が多いです。荷物が紛失したり、破損した場合でも、保証が受けられないことがあるため、貴重品や高価な商品を送る際には注意が必要です。
・メール便のサイズや形状によって投函できない場合があります。また、ポストサイズによっては、荷物が入らないこともあります。その場合不在票が投函され再配達が必要になります。
メール便段ボールをパッケージへ
通常のメール便で使われる段ボールは、一般的に茶色一色のものが主流です。このシンプルなデザインは、コストや実用性を重視した結果ですが、最近では企業のブランディングや商品の魅力を引き立てるために、もっと個性的で印象的で印象的なパッケージが求められるようになっています。そこで、G段ボールにフルカラー印刷を施すことが注目されています。
フルカラー印刷を施すことで、段ボールはただの輸送箱から、商品の一部として大切な役割を果たすことができます。色とりどりのデザインや独自のグラフィックを取り入れることで、消費者の目を引き、商品の魅力をグッと高めることができるのです。また、印刷されたデザインはブランドイメージを強化し、顧客に高級感や特別感を伝える素敵な手段にもなります。
さらに、段ボール自体がパッケージとしての役割を担うことで、開封時のワクワク感や期待感を演出し、顧客体験をより豊かにすることができます。このように、フルカラー印刷を施した段ボールは、単なる輸送手段を超えて、商品の価値を高める大切な手段となります。
当社ではその段ボール(G段)にダイレクトにオフセット印刷をすることが可能です。ダイレクトにオフセット印刷することのメリットとして以下があげられます。
・デザイン自由度
色彩やデザインの細部まで忠実に再現できます。当社の印刷機ですとグラデーションまで可能ですので、企業のブランドイメージや商品の特性をしっかりと表現できます。
・スピード
通常では段ボール(G段)に直接印刷することができないため、厚紙に印刷→段ボール合紙する流れが一般的です。ですが当社では段ボール(G段)に直接印刷をすることができます。ですので、段ボール合紙の手間がかからずスピーディに納品することができます。急ぎの仕事にも対応できます。
・SDGs
段ボールは再生紙を利用して製作されており、また使用済み段ボールは古紙として回収され、新たな段ボール製品として再利用されます。(ちなみに日本での段ボール回収率は95%以上!!)
使用するインクについても、環境に優しいバイオマスインクを使用しているため持続可能なビジネスを目指す企業にとって魅力的です。
当社オリジナルメール便箱
当社オリジナルで作成したメール便箱をご紹介します。
印刷条件
紙材質:G段 コート/C5
印刷:4C+ハジキニス
紙質については、メール便に適している段ボールの中でも薄いG段(0.9mm厚)を用いています。
印刷につきましては、最もポピュラーな4C(CMYK)で印刷をして、表面加工としてハジキニスという疑似エンボス加工で高級感を演出しています。ハジキニスについて詳しくは【UV擬似エンボスの紙箱パッケージでの活用方法】【エンボス表面加工で高価な商品に見えるセレブ箱パッケージ】【表面加工を弾きニスにする際のニス版データの作り方】をご覧ください。
メール便規格段ボール箱がパッケージの役割を担うのでデザインによっては印象に残りやすく、企業の信頼度が上がります。印象に残るということはさらなる売り上げUPにつながります。
まとめ
今回はメール便規格段ボール箱への印刷を紹介させていただきました。当社では受注生産で製造しておりますので、ご要望に合わせたデザイン、形状のものを製作できます。また、厚紙の印刷、加工も当社では製作できますのでご相談ください。
興味を持たれた方、さらに詳しく知りたい方はお問い合わせフォームよりお問い合わせください。
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