G段印刷の宅配箱。格安なのにしっかり丈夫

G段印刷の宅配箱。格安なのにしっかり丈夫

重たい商品の発送箱には段ボールを使用します

発送する商品が、洗剤や栄養剤、香水などの液体の場合、重量があるため輸送中に底が抜けたり破けたりしないように宅配箱の紙の厚さを厚くする必要があります。
発送する商品が軽量の場合は厚紙の単紙で発送箱を作りますが、重量がある商品は耐久性と耐荷重のため段ボールを使用します。

段ボールは中芯と呼ばれる波状の紙を表紙と裏紙で挟む、3枚の構造でできています。 中芯の波の高さを変えることによって、強度が変わります。

段ボールの厚みの種類

段ボールの種類

段ボールの厚みはA段、B段と呼び、断面から見れる波のことをフルートと呼部ことからAフルート、Bフルートとアルファベットで厚みの違いを表します。
引っ越し屋さんでの使用や果物を入れる段ボールはA段を使用します。真四角の立方体の場合は厚みのある丈夫なA段ですが、ちょっとした複雑な形状の箱はA段だと細かい形状を作ることが難しいため、B段より薄い段ボールを使用します。

段ボールの断面の違いイラスト

この段ボールの中で一番薄い段ボールがG段です。
表紙、中芯、裏紙を含めて約0.9mmで、細かい形状に対応できるため店頭に並ぶ商品のパッケージでも重い商品の場合によく使用します。
約0.9mmですが、G段は段ボール構造なので同じ単紙の厚紙と比較して数倍の強度を持ちます。

G段はこのような商品にオススメです。

カーワックスと洗剤のセットで販売すると重量はかなりの重さになります。
ビン・缶飲料の4本セット、また6本セットもかなりの重さになります。
そのような商品にはG段を使用します。G段なら小さい飲料でしたらビン10本でも重量によるパッケージの破れに耐えられます。
繊細な商品の場合は輸送時の衝撃による破損防止のためG段を使用したり、割れ物の商品、容器の破損による液漏れのある商品の場合はクッション性を考慮しG段を使用します。
また、商品をしっかりと保護することから、精密機器や医療品にも使用されます。

段ボールパッケージ一覧

G段に直接印刷ができます。

このG段が商品パッケージによく使用される理由として、直接 オフセット印刷ができるということがの理由の1つに挙げられます。
しかし、このG段ですが薄いといっても、印刷機にとっては紙が厚すぎるため、設備的に直接G段には印刷できる会社さんが少ないのが現状です。
設備的にできる会社さんでもオフセット印刷だと紙が厚すぎて印刷しにくく時間が大幅にかかり敬遠されがちで、技術的に一般的な印刷会社では手を出しません。
弊社では紙厚が約0.9mmのG段でもオフセットで直接印刷をやっております。

G段に直接印刷が良い理由

通常のダンボール印刷は、樹脂版やゴムを使用するため高品位な写真や自然なグラデーションなどは綺麗に印刷できない、フレキソ印刷という方式で印刷されています。
色の掛け合わせや網点の掛けあわせ表現ができないためパッケージには文字のみの印刷になってしまいます。ほとんどのみかんの輸送箱に印刷されているものは大きな文字で原産の地方名とみかんのブランド名のみです。
樹脂版やゴムを使用する版代が高額で印刷会社にもよりますが、フレキソ印刷は1万枚以上が経済ロットという会社さんもあります。

フレキソ印刷で困るのは、小さい文字が潰れるため取り扱い上のご注意、社名、お問い合わせ先が印刷できないことです。JANコードもバカデカくしないと読み込めません。パッケージがみかんの輸送箱くらい大きければフレキソ印刷でも大丈夫ですが、商品パッケージがティッシュペーパー箱くらいに小さくなってしまうと、現状ではフレキソ印刷でのパッケージは商品として店頭で販売することは難しいと思われます。

従来、耐荷重が必要な段ボールを使用したパッケージの場合は、一般的な単紙に高詳細に印刷できるオフセット印刷をしてからG段を糊でつける合紙をしていました。

弊社ではG段に直接、印刷する事で合紙の行程が1つ減り、単納期、コスト削減が実現できます。もちろん、合紙という行程がなくなったぶん、ロット数がまとまらなくてよいため、少ロットも対応できます。

細かい設計にも使えるG段

このG段がパッケージによく使用される理由に、細かい形状にも対応できるということもあります。
G段印刷の宅配箱をご紹介します。液体の栄養補助食品で瓶の商品です。
経緯としては、液体ということで重量があることと、瓶の形に合わせ中仕切りを作る細かい形状が形状が必要なことと、クッション性を求めG段での宅配箱になりました。

G段印刷の宅配箱の組み立てをご紹介

宅配箱というと組み立てが大変なイメージがありますが、弊社で設計の宅配箱は組み立て簡単です。

G段印刷の宅配箱の組み立て手順01

表面 特色1色+ニス_裏面 特色1色_仕切り4色印刷の宅配箱です。

G段印刷の宅配箱の組み立て手順02

折筋に沿って、折って組み立てます。

G段印刷の宅配箱の組み立て手順03

G段印刷の裏面印刷は、印刷しにくく時間が大幅にかかることと、用紙の潰れをさせないように圧力加減が難しいため敬遠されがちで、一般的な印刷会社さんでは手を出しません。弊社では腕自慢の職人が熟練の技を駆使して対応しておします。

G段印刷の宅配箱の組み立て手順04

外箱の本体の組み立てができました。

G段印刷の宅配箱の組み立て手順05

中仕切りを入れて完成です。

このG段で印刷した宅配箱ですが、ダンボールでも薄い9mmのため、細かいミシン目もつけることができます。

G段印刷の宅配箱の組み立て手順06

もっと、厚い段ボールでもつけられますが、ミシン目がうまく機能せず飾りになってしまう場合も多いのですが、G段はしっかりと役割を果たしてくれます。

G段印刷の宅配箱の組み立て手順07

お客様に届いたら、お客様はミシン目にそって開けるだけで開封できます。

G段印刷の宅配箱の組み立て手順08
G段印刷の宅配箱の組み立て手順09

G段印刷の宅配箱なら、見た目も商品やブランドに合わせられ、輸送時の振動や衝撃から商品をしっかり守ってくれます。
大切な商品を大切なお客様にお届けする際の宅配箱にG段でのダイレクト印刷をご活用ください。


埼玉県越谷市レイクタウンの商品パッケージ専門印刷会社
G段パッケージのデザイン、設計、印刷のご依頼なら

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株式会社 藤田 
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